資料:WEB コンテンツチェックリスト (WCAG1.0準拠)
- このページの内容は、W3Cにより作成され勧告として公開されている “Web Content Accessibility Guidelines 1.0″(http://www.w3.org/TR/1999/WAI-WEBCONTENT-19990505/)に設けられたチェックリスト”Checklist of Checkpoints for Web Content Accessibility Guidelines 1.0″(http://www.w3.org/TR/1999/WAI-WEBCONTENT-19990505/full-checklist)を、ピーコックユニオンが一部抜粋・翻訳し、構成したものです。
- 正式な文書はW3Cサイトにある英語版です。この日本語版は参考にすぎません。
- この文書には翻訳上の誤りがある可能性があります。ピーコックユニオンは翻訳の正確性を保証しません。
- Copyright © 1999 W3C (MIT, INRIA, Keio), All Rights Reserved. W3C liability, trademark, document use and software licensing rules apply.
優先度と適合性
チェックポイントには、アクセシビリティに与える影響の大きさによって、優先度が割り当てられています。
- [優先度・1]
- WEBコンテンツの開発者は、このチェックポイントをクリアしなければならない。そうでなければ文書情報にアクセス出来ないユーザーが出てくる。障害がある等特定のユーザーがWEBを利用する為に必要な基本項目となる。
このチェックポイントを全てクリアしたコンテンツは、ウェブアクセシビリティガイドライン1.0の適合レベル『A』に該当します。
- [優先度・2]
- WEBコンテンツの開発者は、このチェックポイントをクリアすべきである。そうでなければ文書情報にアクセスすることが困難なユーザーが出てくる。このチェックポイントをクリアすれば、WEBを利用する際発生する重大な防壁を取り払うことになる。
このチェックポイントと優先度・1を全てクリアしたコンテンツは、ウェブアクセシビリティガイドライン1.0の適合レベル『ダブルA』に該当します。
- [優先度・3]
- WEBコンテンツの開発者は、このチェックポイントをクリアすることが望ましい。そうでなければ文書情報にアクセスすることが多少困難なユーザーが出てくる。このチェックポイントをクリアすることは、WEBアクセシビリティ向上につながる。
このチェックポイントと優先度・1、2を全てクリアしたコンテンツは、ウェブアクセシビリティガイドライン1.0の適合レベル『トリプルA』に該当します。
以下ののチェックポイントを満たすことで、このガイドラインに対する適合レベルをページに明記することができます。明記する際は、以下の項目を全て明記して下さい。
- ガイドラインのタイトル:ウェブ・コンテンツ・アクセシビリティ・ガイドライン1.0
- ガイドラインのURI:http://www.w3.org/TR/1999/WAI-WEBCONTENT-19990505/
- 適合レベル:A/ダブルA/トリプルA
- 適合レベルの該当範囲:ページ、サイト全体、または特定の部分
もしくはW3Cの提供する適合レベルのアイコンを該当ページに貼り付け、その適合レベルの説明ページへリンクさせるという方法もあります。詳細 は、”W3C Web Content Accessibility Guidelines 1.0 Conformance Logos”(http://www.w3.org/WAI/WCAG1-Conformance.html)をご覧下さい。
優先度・1 チェックポイント
各項目の行頭の番号はWCAG1.0の項目番号です。クリックするとW3Cのガイドライン詳細ページへジャンプします。
| 汎用項目 | Yes | No | N/A |
|---|---|---|---|
| 1.1 あらゆる非テキスト系要素には代替テキストを用意する。(alt属性・longdesc属性を使用する、要素のコンテンツ内にそれを解説するテキストを置く、等)非テキスト系要素には以下のものを含む。画 像、画像化されたテキスト(シンボルマーク含む)、イメージマップ、アニメーション(動画GIF等)、アプレット、プログラミングオブジェクト、 ASCIIアート、フレーム、スクリプト、リスト行頭のマーク、空白用の画像、画像ボタン、音声(ユーザーによる動作実行の実装・非実装にかかわらず再生 されるもの)、スタンドアロンオーディオファイル、ビデオのオーディオトラック、ビデオ。 | |||
| 2.1 色を使った全ての情報は、その色が再現出来ない状態でも利用できるようにする。一例としては、文脈やマークアップを利用するなど。 | |||
| 4.1 テキストやその代替形式中、使用されている言語が切り替わる箇所では、それを分かるように示す。 | |||
| 6.1 コンテンツは、スタイルシートを用いなくても読み取れるように構成する。例えば指定したスタイルシートを適用できない環境でHTML文書を表示させても、正しく読めるようにしなければならない。 | |||
| 6.2 ダイナミックコンテンツでは、コンテンツ内容の移り変わりに伴って代替形式もアップデートする。 | |||
| 7.1 ユーザーが明滅(flicker)を制御できるユーザーエージェントが開発されるまで、スクリーンを明滅させることをしない。 | |||
| 14.1 サイトのコンテンツに適する言葉を、出来うる限り分かり易くシンプルに表現する。 | |||
| 画像とイメージマップの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 1.2 サーバサイド・イメージマップのリンク領域には、多様なテキストリンクを設置する。 | |||
| 9.1 イメージマップはサーバサイドのものではなく、クライアントサイドのものを用意する。ただしクライアントサイドでもリンク領域の形状を定義出来ない場合は例外である。 | |||
| テーブルの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 5.1 データテーブルでは行のヘッダと列のヘッダを区別する。 | |||
| 5.2 行や列のヘッダが複数の理論レベルを持つ場合は、マークアップを利用してデータセルとヘッダセルの関連付けを行なう。 | |||
| フレームの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 12.1 フレームを識別できるよう、またナビゲーションを容易にできるようにそれぞれのフレームにはタイトルを付ける。 | |||
| プログラム要素の取り扱い | Yes | No | N/A |
| 6.3 スクリプト、アプレット等のプログラミングオブジェクトに関する機能を環境が持たない、機能をオフにしている状態でもページを利用できるように作成する。不可能であれば、別にアクセス可能なページを作り、代替となる情報を提供できるようにする。 | |||
| マルチメディアコンテンツの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 1.3 ユーザーエージェントが、ビジュアルトラックの代替テキストを自動的に読み上げることが出来るようになるまでは、マルチメディアプレゼンテーションに用いるビジュアルトラックの重要な情報に、音声による記述も提供する。 | |||
| 1.4 時間軸を以って動作する、ムービーやアニメーションでのマルチメディアプレゼンテーションには、代替要素を同期する。 | |||
| 不適合の場合 | Yes | No | N/A |
| 11.4 もし最善の努力を尽くしてもアクセシブルなページを作成できない場合、W3Cのテクノロジーを使った代替ページへとリンクさせる。代替ページはアクセシブ ルであるべきで、オリジナルページと同内容の情報(または機能)を持たせるべきで、オリジナルページと同じ更新頻度を保つべきである。 |
優先度・2 チェックポイント
各項目の行頭の番号はWCAG1.0の項目番号です。クリックするとW3Cのガイドライン詳細ページへジャンプします。
| 汎用項目 | Yes | No | N/A |
|---|---|---|---|
| 2.2 前景色と背景色には充分コントラストを付け、色盲・色弱、またはモノクロモニターで閲覧するユーザーにも識別可能であるようにする。[画像に関しては優先度・2、テキストに関しては優先度・3] | |||
| 3.1 適切なマークアップ言語がある場合は、画像を用いずマークアップを記述する。 | |||
| 3.2 公式に定義された文法に沿って文書を作成する。 | |||
| 3.3 レイアウトやプレゼンテーションのコントロールには、スタイルシートを利用する。 | |||
| 3.4 マークアップ言語の属性の値やスタイルシートのプロパティには、絶対値でなく相対値を使用する。 | |||
| 3.5 文書構造を表すには、使用に従ったヘッダ要素を使用する。 | |||
| 3.6 リストやリストアイテムには、適切なマークアップを行なう。 | |||
| 3.7 引用文にはマークアップを行なう。インデントなどのフォーマット効果を目的とした引用マークアップは行なわない。 | |||
| 6.5 ダイナミックコンテンツはアクセシブルであることを保証する。またはダイナミックコンテンツの代替コンテンツを提供する。 | |||
| 7.2 ユーザーが点滅(blink)を制御できるユーザーエージェントが開発されるまで、スクリーンを点滅させることをしない。(定期的にオン・オフ表示を切り替えることを含む) | |||
| 7.4 ページの自動更新を止める機能を実装したユーザーエージェントが開発されるまで、定期的に自動更新するページは作成しない。 | |||
| 7.5 ページの自動リダイレクトを止める機能を実装したユーザーエージェントが開発されるまで、自動的にリダイレクトさせるマークアップの使用はしない。代わりにサーバサイドでページ移動ができるような設定を行う。 | |||
| 10.1 ユーザーによる選択で、新しいウィンドウが開かないよう設定できるユーザーエージェントが開発されるまで、ユーザーへの告知無しにポップアップなどで新しいウィンドウを開いたり、使用中のウィンドウを変更したりしない。 | |||
| 11.1 作業を遂行するにあたり、W3Cのテクノロジーが利用でき、それが適切であるなら利用すること。最新バージョンがサポートされているなら、それを利用すること。 | |||
| 11.2 W3Cのテクノロジーの中で、非推奨とされているものを使用しない。 | |||
| 12.3 情報のブロックが大きい場合は、自然で適切なグループに分けて区切り、扱いやすくする。 | |||
| 13.1 リンク先を分かりやすく表示する。 | |||
| 13.2 メタデータを用いて、ページとサイトに意味情報を追加する。 | |||
| 13.3 サイトの全体的な構造に関する情報(サイトマップや目次など)を提供する。 | |||
| 13.4 ナビゲーションメカニズムには一貫性を持たせる。 | |||
| テーブルの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 5.3 テーブルをレイアウト目的で使用しない。ただしテーブル内の情報を横に向かって順に読んでいった時、意味が通じるようならその限りではない。横に向かって順に読んでいって意味が通じない場合は、代替形式を用意する。(テーブル内の情報を一行に書き抜いたもの) | |||
| 5.4 レイアウト目的でテーブルを使用した場合、視覚的なフォーマット効果を狙ったマークアップの使用はしない。 | |||
| フレームの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 12.2 フレームタイトルだけでは分かりにくい場合は、そのフレームの目的やそれぞれのフレームとの関連性についても記述する。 | |||
| フォームの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 10.2 ラベルとフォームコントロールの明らかな関連付けをサポートしたユーザーエージェントが開発されるまで、暗黙の状態でフォームコントロールと関連ラベルがある場合は、必ず適切な位置に配置する。 | |||
| 12.4 ラベルとコントロールを明確に関連づける。 | |||
| プログラム要素の取り扱い | Yes | No | N/A |
| 6.4 スクリプトとアプレットを使用する場合には、イベントハンドラを入力機器に依存させない。 | |||
| 7.3 ユーザーが動くコンテンツを停止できるユーザーエージェントが開発されるまで、ページ内に動きのあるコンテンツを挿入しない。 | |||
| 8.1 スクリプトやアプレットのようなプログラミング要素は、それ自体をアクセシブルに作成するか、支援技術との互換性を持たせる。[ページにとって欠かせない機能であり、その機能の代替手段が無い場合は優先度・1、そうでなければ優先度・2] | |||
| 9.2 独自のインターフェイスを持つ要素は、どんな種類のデバイスを用いても操作出来るよう設計する。 | |||
| 9.3 スクリプトのイベントハンドラは、機器に依存するものでなく理論イベントハンドラを指定する。 |
優先度・3 チェックポイント
各項目の行頭の番号はWCAG1.0の項目番号です。クリックするとW3Cのガイドライン詳細ページへジャンプします。
| 汎用項目 | Yes | No | N/A |
|---|---|---|---|
| 4.2 略語やイニシャルのような略称が使われる最初の箇所では、正式名称も表記する。 | |||
| 4.3 使われている主要な言語を識別しておく。 | |||
| 9.4 tabキーで、リンク、フォームコントロール、オブジェクトを移動する場合、移動の順番が理論的になるように設定する。 | |||
| 9.5 リンク(クライアントサイド イメージマップ内のリンクを含む)、フォームコントロール、フォームコントロール グループの中で重要度の高いものには、キーボード操作によるショートカットを設定する。 | |||
| 10.5 隣接するリンクがそれぞれ別のリンクであることを正しく処理できるユーザーエージェント(支援技術を含む)が開発されるまで、隣接するリンク間には印刷可能な非リンク文字を挿入する。非リンク文字の前後にはスペースを入れる。 | |||
| 11.3 ユーザー側で設定した言語やコンテンツタイプで文書を受信できるように情報を提供する。 | |||
| 13.5 ナビゲーションバーを設置してナビゲーションの仕組み部分を強調し、アクセスしやすくする。 | |||
| 13.6 ユーザーエージェントに配慮し、関連のある複数のリンクはグループにまとめて、各グループを識別化する。また、これらの処理を適切に処理できるユーザーエージェントが開発されるまで、グループを読み飛ばすことが出来る方法も提供する。 | |||
| 13.7 検索機能がある場合は、ユーザーのスキルや設定に応じた各種の検索が行えるようにする。 | |||
| 13.8 見出し、段落、リスト等の行頭には、それらを識別できる情報を配置する。 | |||
| 13.9 文書の集合に関する情報を提供する。(文書が複数のページをまたぐ場合など) | |||
| 13.10 複数行にまたがるASCIIアートがある場合には、それをスキップできる方法を提供する。 | |||
| 14.2 ページを理解するのに役立つよう、グラフィックやオーディオプレゼンテーションの内容をテキストで補う。 | |||
| 14.3 サイト全体に一貫したスタイルを持たせる。 | |||
| 画像とイメージマップの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 1.5 クライアントサイドのイメージマップに示されたリンクの代替テキストを正しく変換できるようなユーザーエージェント(ブラウザ)が開発されるまで、マップに示したリンク先と同じ内容のテキストリンクも用意する。 | |||
| テーブルの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 5.5 テーブルには要約(サマリー)を付ける。 | |||
| 5.6 ヘッダラベルとして、ヘッダの内容を短くまとめた(略した)ものを使う。 | |||
| 10.3 並列に配置されたテキストを正当に出力できるユーザーエージェント(支援技術を含む)が開発されるまで、囲まれたコラムや、テキストを並列にレイアウトしたテーブルには全て、代替形式として一行に直線的にレイアウトされたテキストを容易する。代替形式は同ページ内別ページを問わない。 | |||
| フォームの取り扱い | Yes | No | N/A |
| 10.4 値が空白のフィールドを正しく扱えるユーザーエージェントが開発されるまで、編集ボックスとテキスト領域には、領域確保用の文字をデフォルトで入れておく。 |
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